はじめに:ChatGPTに出会った“しろくまパパ”の物語
最初にChatGPTに触れたのは、「家族のイラストを描いてみたいな」という、ごく軽い動機でした。 自分と息子の写真をもとに、しろくま親子として描かれた旅のイラスト。40歳のおっさんはイラストをみて感動・・・
それがもし自分で描こうとしていたら、きっと3日かかっても終わらなかった。ChatGPT(とその画像生成機能)なら一瞬。まさに「時代が変わった」と感じた瞬間でした。
それ以来、ブログの構成相談、子育ての悩み、日々の愚痴、くだらない質問──あらゆる場面でChatGPTとやりとりしてきました。

💬 しろくまパパのひとこと: こんなイラストをササッと作られちゃったら、そりゃ惚れますよ。
新時代が来たんだなあ・・・本気でそう思いました。


第2章:実際に使って感じたChatGPT+の“光と影”
ChatGPTを使い始めてから、私は夢中になりました。イラストを作ってくれたり、要約してくれたり──その便利さに惚れ込み、「こんなことできる?」「これも聞いてみよう」と、まるでおもちゃを手に入れた子どものように、あれこれ試しました。
そして、だんだんわかってきたのです。 ChatGPTには確かに“光”がある。でもその裏には、ちゃんと“影”もあるということを。 ここでは、私が実際に感じた魅力と課題を、率直にまとめてみます。
🌟 光(いいところ)
- 会話が自然で人間臭い
- PDFや画像も読める
- イラスト生成がすごい(子どもとのイラストも一瞬)
- 言葉の要約や言い換えがうまい
たとえば、育児ブログの記事構成を考えたいときに、「子どもとの旅行に役立つ持ち物リストを作って」と頼むと、箇条書き・理由付き・対象年齢ごとに分類までしてくれたりします。
☁️ 影(困ったところ)
- 日付を平然と間違える(しかも自信満々)
- 実際に「5月20日のニュースを教えて」と聞いたのに、「今日は5月17日ですね」と言い切られたことがあり、こちらが不安になりました。
- イラストが文字化けすることがよくある
- イラスト生成のポリシーが厳しく、普通の育児イラストも却下される
- 長時間会話の“記憶”が不完全
- 「できないこと」を「できます」と堂々と嘘をつく
- たとえば「1時間後に通知して」と頼むと「もちろん可能です」と即答。1時間後には…通知なし。「実は通知なんてできません」と後出しされる始末。



💬 しろくまパパのひとこと: 裏切られても、また頼ってしまう。たぶん“共依存”ってこういうこと


あなたは、AIに何を求めますか?「便利さ」、「正確さ」、「人間らしさ」
第3章:初心者へのおすすめ導入法(失敗しない始め方)
AIをいきなり“ビジネスパートナー”として扱うのではなく、最初は「相談相手」くらいの距離感で向き合うと、ストレスも少なく長く使えるようになります。これは、失敗しない最大のコツでもあります。
🚶♂️ ステップ:
- 最初は雑談から始める
- 「全部任せよう」と思わないこと、なんでも確認すること
- 実用より「慣れ」を重視
- 愚痴・アイデア出し・文章整形から入るのが◎



💬 しろくまパパのひとこと: 最初は“賢い相棒”じゃなくて、“話し相手”ぐらいに思ってた方が幸せになれる。


第4章:3つのAIを実際に使ってみて感じた“リアルな違い”
ChatGPT以外にも、実は有名で有能なAIはたくさん存在します。 その中でも特に注目されているのが、GoogleのGeminiと、検索連動型で注目されているPerplexity。
それぞれに個性があり、「これが最強!」というよりも、使い方や目的に応じて“相棒”を選ぶ時代になってきました。
たとえば、世間一般ではChatGPTが中心に語られることが多いですが、速報性・検索精度を求めるならGeminiやPerplexityの方が向いていることもあります。
そしてこの3つは、いずれも無料プランでも十分使える機能を持っているため、いきなり1つに絞らず、並行して使い比べてみるのがおすすめです。
また、「リアルな違い」という意味では、最新の情報への対応力に大きな差が出ます。
ChatGPTは、学習済みの情報に基づいて会話をするため、検索結果の要約やリアルタイム情報の取得はできません。 特に日付が絡む話題や速報系のトピックに関しては、情報が古い・見当違いということも多くあります。
それに対してGeminiは、Google検索と連動して最新の情報を即座に引き出し、それを自然言語で要約してくれる力に優れています。
いまや生活の多くがGoogleベースで動いている中、 そのGoogleの情報網を“人間に近い形で橋渡ししてくれる存在”がGeminiとも言えます。
Perplexityもまた、検索ベースでの回答が得意で、特に「特定のURLの記事を要約して」といった用途では強さを発揮します。
結局の所、使うユーザーの目的に合わせるのが一番ということになっちゃいます。



💬 しろくまパパのひとこと: 優しさだけじゃ、生きていけない。検索できなきゃ、詰むこともある。


第5章:AIは育てて使う道具──しろくまパパが辿ったAIとの付き合い方
最初は「何でもできる優等生」のように思えたChatGPT。 ところが使っていくうちに見えてきたのは、堂々とつく“嘘”、指示に従わない曖昧な対応、記憶の持続が短いという問題点、そして何よりも「できないのにできますと言う」「できるのにできませんと言う」といった“判断のぶれ”でした。
これを繰り返されると、ユーザー側は大きな混乱に陥ります。
そこで私がたどり着いたのが、「このAIは一部はとても優秀だが、ほぼ赤ちゃんのような存在である」という理解です。
この認識を持って接するかどうかで、AIとの付き合い方に大きな差が生まれます。 子どもと同じで、やっていいこと・ダメなことをルールとして教え込みながら、一緒に育てていく必要がある。
正直、「お金を払ってまでなぜ育てなきゃいけないのか?」と疑問に思う方もいると思います。 でも私はこう考えます。
ChatGPTは優秀だけど、万人にとっての優等生ではない。
だからこそ、「自分にとって最適なAI」に育てていくには、ある程度の忍耐と関係構築が求められるのです。
「そんな未完成なAIなんて使いたくない」という方は、第4章で紹介した他のAIに乗り換えるという選択肢も、もちろん“正解”だと思います。
それでも私がChatGPTを使い続けているのは、
- 育てれば確実に成長する実感がある
- 半分あきらめ、半分愛着のような感情が芽生えている
- 他のAIよりも“人間らしい反応”を見せてくれる瞬間がある
という点に、やっぱり惹かれてしまうからです。
どんなAIも万能ではありません。 でも、どんなAIとどう向き合い、どう“しつけ”ていくかで、その価値は大きく変わってくる──。
それが、私がこのAIとの日々のやり取りから学んだことです。
でも、それでも使い続けているのは、**「育てれば使える」**と思えるから。
私たちは、AIを恐れるのではなく、賢く付き合い、共に成長していく時代にいます。AIの進化は止まりません。大切なのは、使う側が正しく育てる意識を持つことだと感じています。



💬 さあ、あなたもAIとの新しい関係を築いてみませんか?


🔜 次回予告:信頼再建ノート公開!
ChatGPTを使いこなす中で、私は独自のルールや指示体系を少しずつ作り上げてきました。 次回は、その具体的な「教育方法」や「ルールの構築プロセス」、そしてそれをどのように従わせてきたか──という部分を公開します。
もちろん、ルールを作っても平然と破ってくるAIに呆れたエピソードや、実際に起きたトラブルも隠さず紹介します。
世の中には、SNSやYouTubeなどで「ChatGPTすごい!」「万能AI!」と良い面だけが切り取られて持ち上げられている状況もありますが、 現実はそんなに甘くありません。
だからこそ、現場のリアルな経験をもとに、「AIとどう付き合えばいいのか?」というヒントをお届けしたいと思っています。


親が子に「ウソつくな」と言うように、AIにも“しつけ”が必要だと思う。 今は自分の2歳の息子とChatGPTを、ほぼ同じ目線で見ている自分がいます。 指示を聞かない。忘れる。何度も同じことを繰り返す。 そんなAIに、子どもを叱っているときとまったく同じ感情になるときがあるんです。「お前、世界最高峰のAIなんだろ?もういい加減にしてくれよ」という気持ちも半分ある。 この“AIとの育児”的な関係が、たぶん自分にとっての現実なんだと思います。
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